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シンクロニシティ [霊的存在]

3月に入って、私はまた例年のごとく身の振り方を考えなければならなくなり、身も心も落ち着かない日々を過ごしていました。

昨年11月から産休講師として勤めていた学校は、暮に、「4月からの継続なし」の通告を受けました。
まあ産休代替だから当然だと思いました。
直後にいくつかの求人に応募したのですが、年が明けて最初の出勤の日の朝、事務室の出勤簿を開くと、校長からの呼び出しの付箋が貼ってありました。
授業終了後に校長室に行くと、まず、中2の授業評価の低いことを指摘され(おそらくそれが継続なしの一つの理由なのでしょう)、すぐあとに、高校の授業評価が意外と高いことを言われ、それを理由にするかのように、
「来年度、高校だけ10時間以上(+2,3時間)持ってもらう予定です」
と言われました。
私はひとまず安心しました。
というのも、「ここは遠いから他を探そう」とか思っていくら応募しても、昨年の例のようにこの時期は面接にすらいけないのが現状です。
事実、暮に応募した所は全滅でした。
当然のごとく私は、
「ここの高校生は人間的には良いから、まあいいか」
と合理化を図って、この2か月を文化的に過ごしました。

ところが、今月の頭に校長から自宅に電話があり、
「(入試の結果)高入生が思うように集まらなくて、先生には申し訳ないけど、6時間だけになったんです。こういうのは早く言ったほうがいいと思ってね」
私は、そういうのは慣れっこなので、大してショックもなく、
「はい、解りました。いただけるだけで結構です」
とだけ答えて、すぐに次の行動にかかりました。
とはいうものの、やはり不安です。
いっそのこと台湾やマレーシアに行ってしまおうかなどと考えましたが、母親のこともあり、なんとか口を見つけて凌ぐことにしました。

公募の中で真っ先に目に入った都内の学校(S校)は、だいぶ前の求人のため締め切りまで1日で、専用履歴書に「私学適性検査」の欄があるので、どうせ駄目だと思って見送り、代わりに自宅から近い千葉県の学校に電話で応募(後に面接の日を知らされそのときに履歴書を持参)しました。
ところが、一度消えたS校の求人が数日後に今度は教員の口を紹介する(知らされるだけ)会社からのメールで届き、早速履歴書を書いて郵送。
急いでいると見え、すぐに電話があり、模擬授業の内容をメールで送られ、私は4日後の面接に備えました。
満を持して、当日、得意(?)の模擬授業で圧倒して、直後の面接ではテンション高く洗いざらい事実をぶちまけました。
「結果は1週間以内に」
と言われたので、
「えっ? 遅いよ。3日後にもう一つがあるけど、こっち優先だから」
「ああ、もしかしたらダメなのかな?」
などと思い巡らせ、退室した時に、誘導してくれた教頭(?)に、
「1週間ですか?」
ともう一度聞きました。
すると、
「いや、実際には2,3日です」
と返ってきました。
私は厚かましくも、
「他があるのでなるべく早くお願いします」
と言ってしまい、どうやらプレッシャーをかけてしまう形になりました。

私は感触がイマイチだったので、そのままどこにも寄らずにまっすぐ帰宅しました。
しばらく自宅で過ごし、派遣会社の人に報告してあらかじめ用意してもらった派遣の6時間の話をしようと思ったのですが、担当者が不在のためもう一度電話してまた不在。
「おかしいな」
「もしかして居留守?」(話をするのが気まずいときにはよくあります)
そして3度目の電話をしようと思った矢先、S校から電話があり、採用決定。
直後に派遣会社に電話したら、なぜかすんなり担当者に繋がり、予定していた面倒くさい話を一切せずに済んで、採用決定というまったく違う話をしてすべてが解決。
すぐにもう一つの千葉県の学校に3日後の面接のキャンセルを報告しました。
まだ昼前だったので、母親と外で食事をしてからすぐ今勤めている学校に直行し、(学校の都合も考えて)校長に報告し、夕方予定していた数学の先生方のお別れ会(辞める別の先生のための)に合流しました。
結局私のお別れ会にもなってしまいました。
それからまた、次の日の夜は友人たちとの食事会が予定されていて、それがそのまま私の仕事決定の祝賀会に変わったわけです。

ほんの短い間に展開が変わり、あっという間に片付いて終了。
なにかこれは周囲の出来事がすべて繋がっていて、動いているというか動かされているような気がしてなりません。
俗に言う「シンクロニシティ(共時性)」でしょうか。

実は12年前にも同じようなことがありました。
はっきり覚えていて、3月5日の午前に、決まっていた学校の非常勤のコマ数が10時間に減るという教頭からの電話があり、困っていたところ、直後に私学協会の名簿を見た別の学校から、
「履歴書を持参して今日の午後2時に来てください」
との電話があって、慌てて履歴書を書いて面接に行って即決定。
(+12時間の掛け持ち。それ以外にどこもありません)
この時期はどこの学校も、人員の決定を行っているので不思議ではないかもしれませんが、そのときも時間や条件があまりにも一致していて、とても偶然とは思えませんでした。

と、ここまでは、私が大変な目に遭いながらも、それを目に見えない力によって助けられたというスピリチュアル的にきれいな話ですが、もしかすると今回このようなことを招いたのは私自身かもしれません。
実を言うと、校長から授業数削減の通告を受ける2日前に、あるキリスト教系の優秀な学校に履歴書を送った(2日前にポストに入れた)のです。
もしかして、受け取った学校の人がこちらの校長に通報したのではないか、それで校長も気を悪くして私に辞めてくれと言わんばかりの措置を下したのではないか、と疑いました。
もっともそれは私もある程度予測していて、承知で書類を送ったのですが。
皆さんは、
「それなら、履歴書の職歴に今の学校を書かなければいいではないか?」
と思われるかもしれません。
もちろん私もそれは考えました。
しかし、私はスピリチュアリズムに生きる「道の人」です。
それはできません。
つい数日前に、高1の授業で、生徒が私の誠実さを疑ったときに、
「オレは、嘘はつかないんだ。良い嘘ならともかく、エゴのために嘘をつくと魂に傷がつくから(霊的不正だから)絶対しない。」
と、言い切ったばかりなのです。

結局キリスト教系の学校からは2週間経って「書類落ち」の知らせが届きました。
採用する気がないのに告げ口?
私も疑り深くなったものです。
「それじゃ、校長やその学校の人に失礼だろ!」
「道の人なら、もっと周りの人の誠実さを認めろ!」
と叱られそうですね。
まあ、真相はわかりません。
もし、本当に通報などなしに公正な理由で授業数削減の通告があったとすれば、これもまた、私が能動的に行動したことによるシンクロニシティだといえます。
今回のこと以外でも、何か具体的な行動を起こすと、予期せぬところから連絡があったり、何らか結果がついてくるという経験をよくします。
「自分の意識が周りの現象に反映される」
「自分の思考が現実を作っている」
というのは本当なのでしょう。
人間はバラバラではなく常に連動しているのだとつくづく感じます。

何はともあれ来月から私はまた新しい環境の下で大変なことになりそうです。
1年後どうなるかわかりませんが、関わる人たちに感謝しながら、目の前の課題を一つ一つ熟すだけです。








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VIPPER

これから大変になるかもしれませんが、頑張ってください!
by VIPPER (2018-03-27 20:23) 

光一郎

ありがとうございます。
by 光一郎 (2018-03-27 22:03) 

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