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「1+1=2」 [思考実験]

ピカソとエジソンは「1+1=2」が納得できなくて学校を辞めました。

「天才は頭の構造が違うんだから」と簡単に片づけないでください。
私たちだって、これを教わった小学一年生の時には、何かしら違和感を覚えたはずです。
「そうかもしれないが、そんな昔のことは覚えていない」という人は多いと思います。
では、この私は何を思ったかと言いますと、
「『+』って、ただくっ付けるだけなの?」
「『=』って、同じだということなら、同じものを書いてどうするの?」
これぐらいです。
振り返れば、「+」は普段は単なる「寄せ算」として使っていますが、もっと有機的な意味を持たせることだって出来るはずです。(ボウリングのスコアのように)
また、「=」が「同じ」という意味なら、わざわざ並べて描く必要がないようにも思えます。
もっとも、「=」はどちらかというと、結果を出す時の経過「→」として使っている気がします。

では、もう一度じっと眺めてください。
左辺と右辺は本当に同じでしょうか?
違いがあるとすれば何でしょうか?
思いつくものを挙げていってください。
おそらく、
① 「形(文字や記号)が違う」(意味が違う)
② 「書いてある場所が違う」
③ 「書いた時刻が違う」
でしょう。
このうち、②と③は余りにも自明なので無視していいでしょう。
結局、①が問題となります。
「+」を単なる寄せ算だとしても、「1に1を足す」という行為はどこへ行ってしまったのでしょうか?
それに、先ほど言ったように、まったく同じなら、わざわざ「同じだ」という必要はありませし、そもそも「同じだ」とも感じません。
要するに、違うところがあるからこそ、数量という面において「同じだ」と判断できて、「=」で結ぶのです。
「同じ」と「違う」は一体であり、まさに即非です。

あの二人の偉人がどうして納得しなかったかは定かではありませんが、おそらく、物事を一面的にとらえることを強いられ、想像力を奪われることに耐えられなかったのだと思います。


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